マインドフルネスと内分泌疾患

 私は1日の疲れを癒やすためにマインドフルネスを実践しています。

 マインドフルネスとは瞑想と言い換えても良いでしょう。

 瞑想というと、神秘的宗教的行為を連想する方もあるようですが、そうではありません。

 意識を「今ここ」だけに対して、評価や価値判断を加えずに注意を向けた状態

 これがマインドフルネスで、瞑想によって実践します。

 現代はマルチタスクの時代で多忙をきわめています。

 また、過去の失敗や未来の不安などのネガティブなことを考える時間が多いのではないでしょうか。

 そんな方々の「脳の疲労」をマインドフルネスは解消してくれます。

 やり方は簡単、椅子に座って目を閉じゆっくりと深呼吸をする。

 空気が鼻からのどを通って肺に入り、そしてまたのどを通って鼻から出ていく状態にただ注意を向けるだけです。

 途中でいろいろな考えがわき出てくくると思いますが、その時は自分を責めることなくまた注意を呼吸に向ければ良いのです。

 呼吸だけでなく、食事、ウオーキング、化粧、歯磨き、入浴などの際、「今ここ」だけに注意を向ければりっぱな瞑想、マインドフルネスです。

 マインドフルネスは脳疲労や不眠、うつ病に効果があるだけでなく、ストレスホルモンを減少させたり、別名愛情ホルモンともよばれるオキシトシンの分泌効果も知られています。

 ストレスホルモンは皮脂の産生増加、肌の乾燥促進や自律神経を崩す原因。 

 マインドフルネスによってストレスホルモンが押さえられれば、肌の状態や月経前・更年期のつらい症状改善が期待でき、オキシトシン増加によって、人と人との絆を深めることも期待できるでしょう。

記事一覧を見る

powered by crayon(クレヨン)