減量を成功させる「運動をはじめる前の3つの習慣」

2022年06月07日 15:10

肥満に悩む女性が苦手な2つのこと。

ひとつは野菜を食べること、ひとつは運動すること。

運動苦手→体重増加→運動苦手→体重増加→・・・

いつまでたっても、この負のスパイラルから抜け出せません。

ウオーキングや筋トレが必要ということはわかっている、でも続かない、いや、その前にはじめられない!

そんなひとは、運動をはじめる前に「3つの習慣」からはじめましょう。

といっても、準備体操や柔軟体操のことではありません。

1.身の回りを整理整頓する。

身近においてある、テレビのリモコン、スナック菓子や衣類などを片付ける。

手の届くところにものを置かず、「立ち上がり歩かなければならない」環境を作り出す。

2.移動するときは素早く大股で歩く。

あるスーパーモデルはこんなことを言っています。

「体型を保つために、特別な運動はしていません。ただひとつだけ、気をつけていることがあります。それは、移動するときはいつでも、素早く大股で歩くことです」

肥満のひとは、あしを高くあげず、小股でゆっくり歩きがちです。

この歩き方は、同じ距離を移動する際の省エネ歩行です。

日常生活の「ゆっくり歩き」を「やや早歩き」に変えるだけで、1年で体重が6kg減量できます。(体重60kgのひとが1日1時間歩くと仮定)

3.座っている時間を減らそう。

Levineらは、肥満者は非肥満者に比べて1日の座位時間が150分も長いことを、Science誌に報告しました。

この時間の消費エネルギーは約350kcal(ショートケーキ1個分)に相当します。

つまり、肥満者は毎日ショートケーキを1個余分に食べているのと同じことなのです。

身体活動による消費エネルギーは、運動によるものと、家事や通勤などの日常生活活動(これを非運動性活動熱産生:NEATといいます)によるものに分かれます。

運動時間が変わらなければ、あるいはゼロならば、消費エネルギーの差は、NEATの差で表されます。

運動嫌いのひとは、運動をしようと思うだけで苦痛になります。

なので、運動しようと思わず、座っている時間を短くしよう(裏を返せばNEATを増やす)と心がけることがポイントです。

例えば、

座っていてゴミに気づいたら、素早く立ち上がって取る。

丁寧に時間をかけて掃除・洗濯・洗い物をする(立っている時間が長くなる)。

買い物に車ででかけたら、入り口から遠いところに駐車する。

1.身の回りを整理整頓する、2.移動するときは素早く大股で歩く、にも関連しますね。

こうすることでNEATが増えて、効率的に減量につなげることが可能となります。

ひとことでまとめると、日常生活で行わなければならないことだけで減量できる、ということでもあります。

肥満に悩むひとは、ぜひ今日から生活に取り入れてください。

減量に成功することをお約束します。

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