玄米ダイエットでなぜやせる?

γ-オリザノールとは?

お手軽さが人気の玄米ダイエットですが、白米とカロリーは同じなのになぜやせるの?

この謎のひとつは、玄米に含まれるγ-オリザノールである可能性が琉球大学益崎裕章教授により明らかになりました。

メタボリックシンドロームの人を対象に、玄米を食べるグループと白米を食べるグループの2つに分けて調査したところ、玄米を食べるグループでは、体重減少、血糖低下などの効果が認められたのです。

ネズミによる実験でこの効果が検証されました。

まずネズミもヒトと同様に通常食より高脂肪食の嗜好性が強いという結果が得られました。

次にネズミを玄米グループと白米グループに分けると、白米グループが高脂肪食を好んで食べたのに対し、玄米グループでは通常食を好んで食べたのです。

玄米に含まれるγ-オリザノールに、高脂肪食への嗜好性をやわらげる効果があるため、脂肪分の低い食事を選ぶようになり体重が減ると考えられています。

γ-オリザノールは以前より脳の視床下部に働いて自律神経機能の調整に関わっていることが知られているため、自律神経失調症や、更年期障害、うつ、過敏性腸症候群の治療薬として用いられています。

またコレステロールの吸収抑制・合成阻害効果を持つことから、脂質異常症の治療薬としても本邦で使用されています。

γーオリザノールを含む玄米

玄米のダイエット効果

玄米にはほかにどのような健康に嬉しいメリットがあるのでしょうか?

玄米は古来から伝わるスーパーフードの一つであることをご存じの方も多いでしょう。

完全栄養食とよばれることもあり、ビタミン、ミネラル、アミノ酸といった栄養素や健康成分を多く含み、栄養バランスに優れた栄養価が高い食品です(下図参照)。

加工食品が普及している今日、ビタミン・ミネラル不足による体調不良を考えると、玄米を食べておけば「1日30品目」とか「栄養バランス」という点に頭を悩ますことも少なくなりそうですね。

加えて玄米は食物繊維を多く含むため、ダイエット効果が倍増します。

食物繊維は腸内細菌の餌となり、分解して短鎖脂肪酸という物質を作り出します。

これが腸管に作用してGLP-1という痩せホルモンが分泌されるためダイエットに効果的なのです。

さらに繊維が炭水化物の吸収を穏やかにしてくれるおかげで、インスリン分泌が節約されて肥満を防いでくれるというわけです。

また玄米ご飯は、白ご飯と比べて噛み応えがあるのが特徴です。

自然としっかりよく噛んで食べることになり脳の満腹中枢が興奮するため、満腹感が増すのも嬉しい点ですね。

高脂肪の食べ物に脳を乗っ取られたみなさん!

主食を玄米に変更して健全な脳を取り戻しませんか?

玄米に含まれる栄養素
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